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Made in japan に見る日本の製造業

日本製が品質の証といわれた時代はいつだったろうか? 
今は日本メーカーのものですら、Made in japan の文字は見かけなくなった。それだけ日本のメーカーがこぞって生産拠点を海外に移した結果だろう。
海外から来る旅行客には、いまだ割高なMade in japan が人気があるようだが、そのMade in  japan すら日本製とは言いがたい。

大手企業がマスコミ向けに宣伝している優良工場はともかく、実際の日本の製造の現場は、外国から来た労働者ばかりだ。ものづくりの日本、さぞハイテクな感じだろうと思って、いくつかの工場を見て回ったが、末端の製造現場は過酷だ。昔ながらのキツイ汚い現場には、日本人と思われる人はいなく、外国からの出稼ぎ労働者ばかりというところも珍しくない。
また、日本人と外国人の現場が、はっきりと分かれている工場もあった。

キツイ仕事は日本人はやりたがらない。ということで、仕方のないことかもしれないが、比較的楽な現場でも、日本の若者の数は少なく、おじさんやおばさんといった感じの年配者ばかりというところも少なくはなかった。
これでは技術の伝承も何もあったものではない。そもそも人件費削減で、人を雇えないそうだ。

もちろんこういった工場ばかりではないだろうが、多くの企業の工場の現場では正社員は消えている。みなさんもご存知のようにパートや派遣、アルバイトなど非正社員ばかりだ。
その結果、日本製の品質はかなり落ちてきたと思う。リチウム電池発火問題や、自動車のリコール、工場の火災などなど……

「誰でも出来る簡単な仕事」として、ものづくりの現場を軽視してる向きが経営者には感じられる。しかし、もの作りとは、そんなに簡単なものではない。

あなたはまっすぐネジを締めることができるだろうか? わたしは工場で働いていたが、きれいにネジを締めることは出来なかった。見た目はきちんと取り付けてあるように見えるが、実際は少し曲がったり、エアードライバーの力を借りて、無理やりねじ込んだりしたものが大半だ。流れ作業なので、一つ一つ丁寧にはできないのも大きな原因だ。もっとも、私の場合不器用なので、丁寧にやっても上手くいかないかもしれないが……

話は少しそれたが、例えば半田付けにしても、昨日今日入った人がきれいに出来るだろうか? 大方の人は出来ないであろう。また、上手な人、下手な人の差も出てくる。下手が人がやった場合は、半田付けがあまかったり、逆に多すぎたりと、出来る品質はまちまちになる。まして、派遣やアルバイトなどの流動性の高い雇用形態は、職場に慣れ仕事にも慣れたと思ったら、退職なんてことも珍しくない。常に現場は入社したての新人ばかりとゆうのでは、いい物も出来ないだろう。私が以前アルバイトで働いていた現場では、三週間いればベテランと言われていた。なにせ、入社して二週間の黒人男性が、わたしの指導係だったのだから。

ここで言いたいのは、こんな風に作られた製品を消費者が買わされることが気の毒だ、ということである。こんな経験は無いだろうか? 同じ製品を買ったにもかかわらず、片方は何年も長持ちし、もう片方は一、二年で壊れてしまう。そう、見えない不良が実際の製品、品質として出てしまうのである。この傾向は、大企業が生産現場から正社員を大幅に減らし始めた頃から顕著になり始めたと思う。

外国人労働者に依存しなければならない製品を、本当にMade in japan といえるのかは疑問だ。
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